2006年02月18日

北海道新聞・加藤浩嗣です

 今回、劇評「シアターホリック(演劇病)」(私としては印象記、あるいは観劇記といった程度ですが)を書く場を提供していただいた加藤浩嗣です。2003年前後の2年間、つごう約80本の劇評を北海道の新聞に掲載していたことがあり、当時知り合ったすがの公氏から、このホームページでの劇評掲載を提案されました。時にはある程度、ネタばれ的になることもあるかと思いますが、それはどうかご容赦を。ひとえに拙文が、どこかの誰かが劇場に足を運んでみようかというきっかけになれば、という思いに端を発していることでお許しください。それが札幌、ひいては北海道の演劇状況の向上(芝居関係者が芝居で食べていけるようになること、などなど)につながれば、と思っています。
 舞台は、見る側の想像力をかき立ててやまないもの、何か言葉につながるもの、忘れかけていた思いを浮かび上がらせるものなどさまざまです。ここでは、そうした自分なりの受け止めを正直に書きつづっていきたいと考えています。なお、本文中は関係者の敬称を略させていただきます。ご了承ください。
 では、ごあいさつついでに05年のマイベストを紹介します。昨年は舞台(ダンスなどを含む)公演を144本鑑賞。その中でのベストは札幌の若手劇団「yhs」の「95(キューゴー)」(11月、ターミナルプラザことにパトス)です。劇団代表の南参が高校3年の18歳だったという1995年を思い出しつつ作・演出した青春群像フィクション。阪神淡路大震災やオウム真理教といった歴史的事実も踏まえ、学生や社会人の若者が集うあるボランティアサークルの中の悲喜劇を実に巧みに描いて秀逸でした。新聞の見出し的に言うなら、「青春へのほろ苦い挽歌」といったところでしょうか。
 昨年の個人賞は北海道演劇財団付属劇団シアタープロジェクトさっぽろ(TPS)の宮田圭子と、シアター・ラグ・203(札幌)の福村まり。宮田は宮沢賢治原作「銀河鉄道の夜」のジョバンニ役の好演などに加え、初演出の「リリオム」では手堅い作品づくりにもさえました。福村はコンテンポラリーダンスでさまざまな趣向に挑む「マリ・ナイト」で多様なダンスの可能性を見せました。
 さて今年はどんな作品、舞台空間と出会えるのか。楽しみにしています。
posted by Kato at 01:28| Comment(5) | 劇評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
加藤さん、覚えてますか?旧姓仲上です。
Posted by 東口洋子 at 2016年09月04日 16:27
東口さん、お久しぶりです。加藤さんのブログで失礼します。
知内にいました、小林です。
Posted by こばーちゃん at 2016年09月18日 10:10
もしかしたら小林少年かな?
加藤さんのブログでごめんなさい。
今、どこに住んでるの?
私は来月末知内に帰省します。でも、ここしばらく高橋さんのお顔見てません。東口
Posted by ゆずっち at 2016年09月18日 11:02
ゆずっちさん、
小学時代、お世話になりました、小林少年です(笑)。加藤さんのブログで失礼します。
いまは埼玉住まいですよ。知内、いかがでしたか?新幹線で帰られたのでしょうか。
Posted by こばーちゃん at 2017年05月22日 19:23
こばーちゃんお返事アリガト。新幹線は使わず飛行機です。やっぱり飛行機は早い!高橋さんは現在は湯の里の保育所勤務のようです。だからもうここ何年もお顔見てません。そうか埼玉か、私は愛知です。お互い暑いところだね。身体に気を付けてね。それにしても加藤さんどうしたのかな?・・・
Posted by ゆずっち at 2017年06月02日 12:00
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