2017年02月11日

新連載随筆「やんごとなき人と時と日々へ」〜第1回「33年ぶりの自炊生活」〜

新連載随筆「やんごとなき人と時と日々へ」
〜第1回「33年ぶりの自炊生活」〜

 米国の独立記念日である昨年7月4日(月)に突然、26年ぶりに独身生活に戻ることになり、まず心配したのは、朝、昼、晩の食事についてです。なにせぼくには、こんな「前科」があるのです。

 札幌での一年間の予備校生活を経て、念願だった早稲田大学に進学した1984年4月(19歳)、三軒茶屋の6畳一間のアパート(便所、台所付き)での自炊初日のこと。

 ぼくは独り住まいの最初の晩飯に大好きな肉野菜炒めを作ろうと、近くのスーパーで豚バラ肉と野菜炒め用セットを買ってきました(代々木ゼミナール札幌校時代は同校の食堂付きの学生寮に入っていました)。

 最初にしたのが肉を洗うこと。
「なんだか、こてこてして気持ち良くないなあ」と懸念しつつ、わりと几帳面な性質(たち)なので丁寧に洗いました。
 さすがに洗剤は使わずにね(そこまで汚いとは思わなかったんだ)。
 野菜もひと通り、水洗いして。

 フライパンでオリーブオイルを熱し(ぼくが使う油は99%がオリーブオイル。ただ、イタリア人並にやたら好きなだけだけれどね)、そこへ、先の豚バラ肉と野菜をどっさり入れ、塩&胡椒を振ろうと…。

 さて、どうなったでしょうか?

 想像タイム!

 料理をなさる方には、いと簡単な質問でしたね。

 そうです、油がとことん、とびはねちゃった(ぼくはこの時、初めて「水と油」という成句の意味を体得しました。以前、札幌・シアターZOOで観たダンス・カンパニー「水と油」、面白かったなあ! 余談ですが)。

 台所はもちろん6畳間も「わや!」(これ、北海道弁だべかなあ?)

 掃除して、食べ始めたのは予定の1時間後でした。

 でも、ご飯を3合炊いて、ぺろりと食べたぜ!
 いまはせいぜい、2合かなあ。
 太らないように気を付けてるしね。

 でも翌日以降、料理をつくるそのこと自体よりも、同じような失敗を繰り返して後片付けをすることが面倒くさいばかりに、一切、厨房に立つことはなかったぼくです。

 いま、33年ぶりに「必要に迫られて」料理を再開したわけだけれども、思っていた以上に、ぼく、できる!

 なにより、ぼく、好きだな、料理!

 なんだか、プラモデルづくりにはまっていた少年時代に戻ったみたいさ!

 なにせ独り暮らしの「おとこの料理」だから、食いたい時に食いたい物を食えるだけつくって食うという、ただそれだけなんだけれども、料理ってやってみると演劇などと一緒で、「創造=想像」の世界だね!

 どっぷり、はまりまくり!

 ボンゴレビアンコはソースから作るし、しじみ&長ネギの味噌汁はカツオ節で出汁をとるところから、徹底的にやっています!

 ぼくが住む札幌・円山にはマルヤマクラスという大きな複合商業施設があり、マックスバリュ(イオン系)が入っています。

 ボンゴレビアンコのソースも味噌汁も、イオンの自社製品が他社の半額程度で売っています(レモンの例・広島県の農家産1個250円。国内産でイオン経由2個240円=「農薬使用の情報はこちらから」と、バーコードがある)。

でも、ぼくは絶対に「安すぎる」イオン系を買わない。

「遺伝子組み換え商品です」って、イオン系が正直なのはありがたいけれど(いや、ほんとうは、命を育む生産者として「当たり前」のことなんだ!)、やっぱり避けるよ、ぼくは! ゆっくりゆっくりの、農薬の体内蓄積を!

 そんなわけで、残念ながら番組が終わっちゃたけれど、ぼくは堺正章先生に「マチャアキ、ありがとう!」と、声を大にして言っておきます。

 近々、ぼくが作った料理の材料&作り方についての新連載企画「演劇病的おとこの料理」も始めるね!

 ではでは!

 すてきな週末をお過ごしください!
posted by Kato at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 劇評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする